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ウッドキャットの飼育!穏やかすぎるアクアリウムへようこそ

2016年9月4日

ウッドキャット charm

 

流木にまぎれて静かに息をひそめるウッドキャットを

ひたすら眺める静かすぎる時間…。そして深夜の宴。

色彩を楽しむのでもなく、群泳を楽しむわけでもない。

ウッドキャットと過ごす、ひとつ上(!?)のマニアックな世界をどうぞ。

 
 

ウッドキャットの基本情報

ウッドキャット charm

 

南米原産、10~15cmほどの小型ナマズ。

複数種を「ウッドキャット」と総称してします。

扁平な頭と不規則な柄の入る茶褐色の体色が特徴。

成長にしたがって長く伸びる背びれは、突き出た小枝のよう。

ウッドキャットは名前の通り、水中に沈んだ流木に擬態して、

近づいた小魚を襲う肉食魚です。

入荷量は多くありません。

プレコなどナマズ類に強いショップや通販でチェックしてください。

 

 

ウッドキャットの飼育情報

 

流木そっくりに進化した夜行性の魚なので、昼間はほとんど動きません。

本物の流木にまぎれると姿もほとんど分かりません。

夜間は比較的活発に動きますが、満腹になると泳ぎをやめてしまいます。

魚食性のため他の小型魚と混泳できず、

大型の個体を入れればますます物陰から出なくなってしまいます。

鑑賞魚でありながら鑑賞機会がほとんどないことを承知して導入してください。

 

 

ウッドキャットの水槽

 

 

ほとんど泳ぎ回らず、水も汚さないので45cm水槽で飼育できます。

強い流れを必要としないので外掛けフィルターでよいでしょう。

水草を入れなければ照明器具は必要ありません。

アクアリウム用品ではありませんが、

夜間の観察用に赤色LEDのついたヘッドランプがあると便利です。

 

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ウッドキャットの水質

 

 

25度で管理しますが、30度に達する高水温にも強いのが特徴です。

流木や落ち葉のたくさん沈んだ場所に棲息しているので、

弱酸性~中性の飼育水を用意します。

シェルター用の流木に加え、PHを下げる効果のあるマジックリーフを入れておけば、

現地の雰囲気を再現できます(ウッドキャットはさらに見えづらくなります)。

 

関連記事:水槽水の水質も大切、水質検査のやり方

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ウッドキャットの底砂

 

底砂を敷くとウッドキャットが落ち着きます。

貝殻の混じった未処理の大磯砂は、水質を弱アルカリ性に傾けてしまうので注意してください。

砂を掘り起こす習性はないので、水草も植えられます。

塩ビパイプなどの隠れ家は、穴が水槽前面を向くように配置しましょう。

横向きに置くと、すっぽりおさまったウッドキャットがまったく見えなくなります。

 

 

ウッドキャットの餌

 

 

魚食性なので冷凍アカムシを中心に与えます。

慣れれば沈下性の肉食魚用ペレットも食べるようになります。

ポイントは夜間、消灯後に給餌すること。

魚を驚かせない赤色のヘッドランプをつけて(まぶしくない間接照明も可)餌を投入すると、

昼間とはうって変って、活発に動き回る姿が見られます。

生餌としてメダカを常時泳がせておく方法もあります。

ナマズ類は魚病薬に弱いので、餌魚は投入前に別水槽で薬浴させておきます。

 

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ウッドキャットの混泳

 

 

口に入らないサイズの魚なら混泳可能です。

コリドラスなど餌を奪い合う可能性のある底棲魚は避けましょう。

エンゼルフィッシュのように比較的大きくなる昼行性の魚がおすすめです。

 

 

ウッドキャットの仲間

 

リーフキャット

 

ウッドキャットよりさらに入荷量の少ないレアな南米産ナマズです。

名前から分かるように水中に積もった枯葉に擬態しており、

昼間ほとんど動かないところはウッドキャットそっくり。飼育法も同じです。

 

ドルフィンキャット

 

扁平な頭部が特徴的な近縁種。

流木や枯葉の擬態度はやや低めですが、日中活動しないところは同じです。

ワイルド個体がほとんどですが、人工飼料にもよく食いつきます。

 

ウッドキャットの飼育動画

ウッドキャット飼育のまとめ

 

 

夜更け、部屋を暗くしてアルコール片手に、

ウッドキャットの泳ぎを見るのは格別なひとときです。

水槽掃除の時、久々にウッドキャットを見つけて、

いつの間にか大きくなっていることに気づくのもうれしいもの。

姿が見えないからこそ楽しめるアクアリウムもあります。

ウッドキャット飼育で新しい可能性を見つけてはいかがでしょうか。

 

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