前回の記事で書いたとおり、ネオンテトラを飼育する上で、底床に大磯砂を使うのはあまり良くないです。
なぜなら、その中に「貝が入っていて」そのせいで、水質がアルカリに近づいてしまうからです。
前回記事:ネオンテトラの飼育 – 底床でソイル以外何が向いてるの?飼い方編
関連記事:ネオンテトラの飼育 飼い方 – 底床編
関連記事:ネオンテトラ 飼い方-水槽選びをしっかりするだけで美しさが更に磨かれる編
この記事の目次
もし「貝が入っていなかったら」どうでしょうか?
大磯砂は、1年から2年で買い換えなければいけないソイルと違い、
半永久的に使うことのできる底床ですし、水草との相性も悪くない底床なので、
とても使い勝手がいい底床になると思いませんか?
今日は、そんなちょっと厄介な大磯砂を一手間加える事によって、使える底床にする方法を紹介します。
その方法とはどんな方法でしょうか?
それは酸処理という方法です。
簡単にいえば、大磯砂の中に入っている貝殻や珊瑚を酸で溶かしてしまうという方法です。
では、具体的にはどうしたら良いのでしょうか?
まず、酸処理をする前に、準備が必要になってきますので、そちらから紹介したいと思います。
貝殻や珊瑚を酸で溶かす準備編
まず、準備として、大磯砂を水道水で濁りがなくなるまで洗ってください。
これは酸処理をしない場合も必要な作業ですので大磯砂を購入した際には必ず行ってください。
これによって大磯砂の中のゴミを出来るだけ取り除いてください。
また、このとき、目につく貝殻も極力取り除いておくと良いと思います。
大磯砂を乾燥させる
次に、その大磯砂を乾燥させてください。
数日間、天日干しをするのが理想ですが、できない場合は室内でも可能です。
しっかり乾かしている方が、綺麗に酸処理できますので、できるだけきちんと天日干ししたいところです。
ここまで準備が出来ましたらいよいよ酸処理を行っていきたいと思います。
食酢を用意しましょう
準備するものは食酢のみです。
プラスチック製のバケツに大磯砂を入れ、その中に食酢をドバっと入れてください。
大磯砂がしっかり浸かるくらい食酢が必要になりますので結構な量になるかと思います。
軽くかき混ぜて放置すると泡が出ると思います。
泡が出なくなるまで放置して、またかき混ぜて放置して・・・という作業を1週間から2週間ほど続けると、
最終的に泡が出なくなるかと思います。
そこで、酸処理は終了です。
大磯砂の中の貝殻や珊瑚を酸で溶かす:まとめ
準備に1~2週間かかり面倒だということ、そして、食酢のコストがかかることから、
ソイルを使ったほうが楽だという人もいますが、アルカリに傾きにくくなり、
なおかつ、半永久的に使える底床ということでかなり使い勝手が良くなるかと思います。
大磯砂に興味をもった方はぜひ、酸処理を試してみてはどうでしょうか?
ネオンテトラ・大磯砂は通販でも販売しています
底床の大磯砂は通販でも購入が出来ます。
実店舗でキロ単位で購入すると非常に重たいですが、ネット通販ですと
運送会社が自宅まで輸送してくれます。
近場に熱帯魚屋・ペットショップがない方は通販の利用を検討したら如何でしょうか?
関連記事:ネオンテトラと何が違うの?カージナルテトラ
関連記事:オレンジ色のラインが美しい!グローライトテトラ
この記事を書いた人:まめ
アクアリストライター:
まめ
自己紹介:
60cmの水槽で水草を、36cmの水槽で海水をやってます。実は、もう1本25cmキューブ水槽を持ってますが、現在は倉庫にて休暇中です(笑)
好きな熱帯魚:
コリドラス・ステルバイ、ミニブッシープレコ、ヤエヤマギンポ