先日からコリドラス・ステルバイとの混泳に向いている生体について話していましたが、今日は、一緒に育てることのできる水草について話していこうと思います。
コリドラスの特徴
まず、コリドラス・ステルバイはひげを使って底床をほじくるので多くの水草は一緒に育てることが出来ません。
特に前景草である、ヘアーグラスやグロッソスティグマやキューバパールグラスなどは相性がかなり悪いです。
他にも、有茎草も相性は悪いです。有茎草はいろいろと種類がありますが、全体的に成長速度は早いものの根を張る前にコリドラス・ステルバイにほじくられる事が多いので一緒に育てるのは苦労します。
しかし、そんなコリドラス・ステルバイにも一緒に育てることのできる水草は存在します。
コリドラスと一緒に育てる事が出来る水草・アヌビアス・ナナ
まず、一つ目はアヌビアス・ナナです。
アヌビアス・ナナは大体1つ1000円程度で売られている高価な水草ですが、初心者に向く非常に丈夫な水草です。
さらにこれは、石や流木に活着して育つのでコリドラス・ステルバイにほじくられる心配がありません。
成長速度が遅く、苔が生えやすいので、オトシンクルスやオトシンネグロを一緒に飼うことをオススメします。
アヌビアス系の水草は活着して育つものが多く、水草の飼育に慣れたら、アヌビアス・バルテリーやアヌビアス・アフゼリー、アヌビアス・アウリクラータなどに挑戦してみるのもいいでしょう。
他にも、似たように活着して育つ水草としてミクロソリウムという種類があります。
コリドラスに合う水草・ミクロソリウム
これは葉っぱから新しい葉っぱが生えてくるなど他の水草とは違った面白さがある水草になります。
これはこの水草がシダ類に分類されるためで、成長過程を見るだけでも非常に面白いと思います。
やや高温に弱いので、夏場は温度に気をつけなければならないと思います。
また、これも成長速度は早くないので苔には気をつけなければいけません。
ミクロソリウムもアヌビアス異常に種類が豊富なので、これだけを使っても決してシンプルな水槽にはならないかと思います。
コリドラスに合う水草・ウィローモス
また、ウィローモスや南米ウィローモス、ウォーターフェザーなどのコケ類を活着させるのもいいかと思います。
ウィローモスは成長が非常に早く一瞬で大量に増えてしまうのがいいところでもあり、悪いところでもあります。
成長する楽しさはありますが、慣れてくるとトリミングが面倒だし、水槽内にウィローモスの残骸が残るしでやや厄介な水草です。
ただ、手軽に扱えますし、特に世話をしなくても勝手に増えますので、初心者にはもってこいの水草かもしれません。
このように、水草の種類によってはコリドラス・ステルバイの水槽を華やかにすることは可能です。
ミクロソリウムだけで作る水槽というのも趣があっていいかと思います。
これを期に、コリドラスの水草水槽を始めてみてはいかがでしょうか?
更に詳しく水草について紹介しています
関連記事:光量が少ない環境でも育ちレイアウトも崩れにくい水草、ミクロソリウム
関連記事:マツモはメダカ、金魚・シュリンプ系とも相性がよく草食性の強い魚の餌にもなる水草
関連記事:熱帯魚の隠れ家、餌、鑑賞、テラリウムなど幅広く利用できるコケ!ウィローモスの紹介
関連記事:エンゼルフィッシュの産卵床、水槽内の出排水のパイプを隠すのにも適しているアマゾンソード
関連記事:最も丈夫な水草として有名なアヌビアスナナ、レイアウト、グッピーにも最適な水草
関連記事:グッピーにもアクアリウム初心者にも適した入門水草、「アナカリス・金魚藻」の紹介
関連記事:熱帯魚は寝るの?熱帯魚達の睡眠時間、睡眠不足について分かりやすく解説してみた
この記事を書いた人:まめ
アクアリストライター:
まめ
自己紹介:
60cmの水槽で水草を、36cmの水槽で海水をやってます。実は、もう1本25cmキューブ水槽を持ってますが、現在は倉庫にて休暇中です(笑)
好きな熱帯魚:
コリドラス・ステルバイ、ミニブッシープレコ、ヤエヤマギンポ