ボトルアクアリウムを管理する上で重要なのが水質管理です。
大きなボトルであれば水質が安定しやすいため頻繁な水替えは必要ありませんが、
フィルターやエアレーションをセットしている水槽と比べると、
どのボトルアクアリウムでもエサの食べ残しや
コケの発生には水槽以上に十分気をつけなければなりません。
今回はボトルアクアリウム初心者におすすめする床材や
ボトルのお掃除役として人気の生体5種類をご紹介します。
この記事の目次
ボトルアクアリウムにおすすめ:ミナミヌマエビ
体長:2~3cm
適正温度:10~28度
適正水質:弱酸性~弱アルカリ性
<特徴>
水流があると流されてしまうため、つかまって歩けるくらい粒が大き目の砂利やソイルが適しています。
ミナミヌマエビに水質が合っていて水草や隠れる場所があると、いつの間にか大繁殖しているというほど、繁殖能力が高いです。
小さいので大きな魚と一緒にいれると食べられてしまうことがあるので注意が必要です。
ボトルアクアリウムにおすすめ:ヤマトヌマエビ
体長:3~6cm
適正温度:10~28度
適正水質:弱酸性~弱アルカリ性
<特徴>
ミナミヌマエビよりも大きく、コケ取り能力が高いのが特徴です。
一方で産まれたばかりや小さいときは海水が混じった汽水や海に生息していることから、
淡水のボトルアクアリウムでの繁殖は難しいとされています。
関連記事:ボトルアクアリウムにコケや油が発生!取り除くにはどうすればいいの?
関連記事:【これさえ抑えれば大丈夫】アクアテラリウムに適した生体の条件5選!
ボトルアクアリウムにおすすめ:オトシンクルス
体長:5cmほど
適正温度:20~28度
適正水質:弱酸性~中性(弱アルカリ性まで耐えることも)
<特徴>
オトシンクルスはナマズの仲間で、吸盤のような口でボトルや水草についた茶コケを削り取って食べてくれる魚です。
注意したいのが、餓死です。
コケ取り要員といっても個体差がありますから必ずしもコケを食べてくれるわけではありません。
コケが減らないからオトシンクルスの分のエサを与えないでいると、
お腹がべっこりとへこんでしまいます。
そうなってしまうと手遅れですから、
コケを食べなくなったら諦めてオトシンクルスのエサを与えてください。
プレコ用のタブレットタイプのエサがおすすめですが、
食べない個体もいるのでゆでたほうれん草や皮をむいたきゅうりを入れるといいでしょう。
関連記事:【水槽内のコケならお任せ】オトシンクルスの繁殖や餌など飼い方のまとめ
関連記事:【これさえ抑えれば大丈夫】アクアテラリウムに適した生体の条件5選!
ボトルアクアリウムにおすすめ:ミニブッシープレコ
体長:12cmほど
適正温度:20~26度
適正水質:弱酸性~中性
<特徴>
オトシンクルスと同じくナマズの仲間で吸盤型の口を持っており、
コケ取り要員として重宝されますが、オトシンクルスより大きくなるのが特徴です。
通常のプレコ自体、50~60cmと大型になり、
ミニブッシ―プレコでも10cmは超えてしまいます。
ペットショップでは2、3cmと小さいサイズで売られていますが、
後のことを考えて大きいボトルで飼育するのが望ましいです。
育てやすいのですが性格は荒っぽく、
水底にいる他の生体や魚を傷つけてしまうことがあるため混泳には注意が必要で、
また床材にもぐって水草を抜いたり食べてしまうことがあるので、
コケだけではなく十分なエサやりも必要になります。
ボトルアクアリウムにおすすめ:コリドラス
体長:10cmほど
適正温度:20~25度
適正水質:弱酸性~中性
<特徴>
コリドラスもナマズの仲間で、エサの食べ残しを食べてくれる
「水槽のお掃除屋さん」として知られています。
ショートノーズ、セミロングノーズ、ロングノーズと鼻の長さによって分けられることが多く、
複数体飼育するときは別々のタイプ同士だと、どちらか一方がエサを食べなくなる場合があるので、
ショートノーズならショートノーズ同士というように同じタイプの個体にしたほうがいいといわれています。
水流を好むためエアレーションを入れて水流を作ることが望ましいですが、
ボトルアクアリウムでも十分に飼育できます。
潜る性質があるので、床材は口や体を傷つけない細かい川砂や田砂が適しています。
性格は温和で複数体入れると並んで泳ぐことがあり、
ネオンテトラなどのカラシンやほかの魚との混泳も可能です。
ただし、アベニーパファーなどの肉食系の魚は、
コリドラスのヒレを食べてしまう可能性があるので混泳させないようにします。
関連記事:【初心者必見】コリドラスジュリーの飼育方法や繁殖などを徹底解説!
ボトルアクアリウム初心者におすすめの水底に住む生体のまとめ
どんなに掃除能力が優れていても、決して忘れてはいけないのが生き物であるということです。
必ず自分の手で綺麗にすることを前提に、
補助的な役割として上記の生体を入れてください。
また、掃除をしてほしいからと言って入れすぎも厳禁です。
1匹の生体あたり最低でも1~2リットルは必要とされています。
十分に活動できるほどの水量を確保してから入れましょう。
次回はボトルアクアリウム初心者におすすめの水草をご紹介します。
(写真出典元:www.adana.co.jp)
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この記事を書いた人:いずみもえ
自己紹介:ボトルアクアリウムで生体を飼育中。
0才の娘が毎日ボトルに手をつっこもうとするのを全力で阻止するのが日課です。
好きな熱帯魚:ベタ、オトシンクルス、コリドラス