小型のカラシンの代名詞とも言える「カージナルテトラ」については前回の話でその魅力が分かって頂けたのではないでしょうか。
前回記事:最初のアクアリウムで何から始めたらいいか分からない?そんな貴方に小型のカラシンがお勧め!
そして、次々に色々な魚との混泳をさせたくなってくるのもアクアリウムの奥深さの一つでもあります。
だからといって何でもかんでも入れてみようとしてはいけません。
そこで今回は、同じ小型のカラシンで混泳させるととても良い感じと思えるものを何種類がお伝えしたいと思います。
この記事の目次
ちょっと気品高い「カージナルテトラ」
「カージナルテトラ」は「ネオンテトラ」よりやや大きく見えるのですが最初の内は同じ魚じゃないのかと見間違うほどによく似ています。
もっとも大きな違いはお腹の部分の赤みが広く長い事です。
側面から見て「ネオンテトラ」と比較してみると良く分かります。
上半分がメタリックなブルーそして下半分が鮮やかなレッドらなっています。
「ネオンテトラ」との外見での違いは腹部に白い部分が見られない事で見分けが付きやすいものです。
この「カージナルテトラ」の凛とした美しさはカラシン系の熱帯魚の中で最も美しいものです。
やや水質の変化に敏感な所はありますが反面、この「カージナルテトラ」を体調よく飼育出来るようになったのであればそれなりに腕を上げたといっても良いのではないでしょうか。
艶っぽい黒色の貴公子「ブラックネオンテトラ」
「ブラックネオンテトラ」という名前ですが「ネオンテトラ」の亜種でありません。
同じ小型のカラシン系ではありますがまったく別の種類の魚です。
しかし、体色以外はまったく「ネオンテトラ」とそっくりな形をしています。
身体の中心に艶やかな黒いラインがまっすぐに入りその上下をやや暈し気味に金色がかかっています。
最初にこの「ブラックネオンテトラ」を見た時にはまるで中世の正装した騎士のようだと感じたものです。
成長とともにその黒みが更に艶やかになり更に引き締まってみえるようになる特徴もあります。
エアレーションを行っているとその泡に合わせて順の上っていくような光景を見せてくれる事もありますので、こちらも群泳させるとよいでしょう。
流行りの電波系!?「グローライトテトラ」
頭のところから一直線にオレンジのラインがとても特徴的な種類です。
やや黒みがかかっている半透明な身体なのになぜか一直線に走るオレンジの蛍光ラインはまさに、小型カラシンのテクノポップ。
しかし、性格は非常に温和です。
どちらかというと気まぐれに泳ぐ傾向が強い部分もあり同じ小型カラシンの混泳水槽にいれても他の種のように群れにはなりにくい面がありますが
あちらこちらで目に付くオレンジのラインがとてもいい感じのアクセントになってくれます。
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いぶし銀の貫録「ダイヤモンドテトラ」
これまでのテトラという名前のついたものとはやや体型が違い、頭から腹部にかけて広がり見せ尾びれの付け根に向けて細くなっています。
横から見たひし形体型です。
小さい頃はこれといった特色を見いだせないのですがこの「ダイヤモンドテトラ」の魅力は成長していく毎に深まっていくのです。
身体が成長していくのに合わせて体表の鱗の一部が光を反射して輝くのです。
これが「ダイヤモンドテトラ」の名前の由来です。
キラキラと輝く様の美しさは群泳させると雪山のダイヤモンドダストを彷彿させる美しさです。
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ワンポイントアクセントなら「レモンテトラ」
先ほどの「ダイヤモンドテトラ」に近い体型をしていますがこちらは全身がほんのりとしたレモンの実のような薄めの黄色をしています。
特徴的な所はなんといっても目です。
目の上半分は赤く発色しているのがこの種の特徴です。
大人しい性格から色々な魚の混泳パートナーとしてとても重宝されています。
体色の特徴から、特に緑の強い色合いの水草とのアクセントとしては抜群の存在感を示してくれます。
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