どんなに気をつけていてもいつの間にかじわじわ出てくるアクアリウムの大敵。
それは、『苔』。
今回はコケ対策について紹介していきたいと思います。
黒髭藻
最もメジャーなコケかなと思います。水槽内の環境がよくても発生するのでなかなか完全には除去できません。
強めの水流を発生させてしまうフィルターを使うとわかると思いますが、この場合は排水口あたりだけコケがびっしりつくこともあります。
改善策として、排水部分をコケが目立たない場所に設置するなどで、見た目はかなり変わってきます。
出来てしまったコケですが、ガラス面やフィルター、ヒーターなどの器具に着いた場合に強くこすって取り除けばOKです。
でも水草についてしまった時って、さすがに強くこすれませんよね。
そこで私のおすすめは、“酢”です。
木酢液という、園芸用の酢がおすすめです!しかしうちでは食酢で対応しちゃいました。ミツカンの酢です。
ささっと浸けてそっと取り除くと、大方コケがとれますよ。浸けすぎは水草が傷む原因となるので、そこだけ気を付けましょう。
あともう一点。
酢は酸性ですので、水槽に戻す際に酢が残っていると。pHを思いっきり酸性に傾けてしまう恐れがあるので、注意してください。
アオミドロ
細いフワフワした糸状のコケがアオミドロです。うちでもよくこのアオミドロが大量発生します。
原因は栄養過多や光量の多さなどさまざまな要因が絡み合ってくるそうです。
光量の多さというのは、アオミドロ自体が光合成をするそうなので、2~3日光を遮断しておくとアオミドロが消滅していきます。
ちなにこのアオミドロ、以前友人が遊びに来た時に「すごい!風情があるね!!」と言っていました。
きっと褒めてくれたのでしょうけど、アクアリストとしてはその褒め言葉、素直に受け取れませんよね(笑)
そうそう、アオミドロはエビが食べてくれます。『コケ対策セット』の『アオミドロ対策用』として、チャームさんで販売されていますよ。
余談ですが私はたまにトリミングしたり、歯ブラシでガシガシ取り除いています。
斑点状藻
その名のとおり、点々となっているコケのことで、よくガラス面に付着しています。
アヌビアス・ナナなどの丈夫な硬い葉にもよく見られます。
私も以前流木付きのアヌビアス・ナナを入れていたのですが、斑点状藻を発見してから瞬く間に広がっていきました。
見た目的にもあんまりよろしくないので全撤去したのですが、調べてみても、斑点状藻は硬いので取り除くことは不可能に近いそうです。
青々としてしっかりしたアヌビアス・ナナだからこそ、この斑点状藻が出来ると見た目が一気に残念になりがちです。
ではガラス面についた斑点状藻はどうなのか?
水草の場合には、コケを取り除こうとすると傷をつけてしまう恐れがあるので、捨ててしまう方が手っ取り早いです。
しかしガラス面は力を加えても多少は大丈夫なので、プラスチック製のカードなどで、ガシガシ擦って取り除きましょう。
柄のついたスポンジのコケ取りグッズもありますが、あれはあまり取れないのでオススメしません。
斑点状藻は硬いので、このようなコケ取りグッズだと力を入れて取り除けないのです。
ちなみにこの斑点状藻は安定した水質によく見られるものでもあるので、少しの斑点状藻であれば、むしろ喜ぶべきなのかもしれませんね(笑)
茶ゴケ
よく水槽立ち上げの際に見られる茶色いコケです。熱帯魚水槽よりも、海水水槽などでよくお目見えします。
比較的柔らかく、取り除きやすいのが特徴。
対策としては、立ち上げ時にろ過バクテリアで問題があることが多いので、水質が安定するまでは毎日少しずつ水替えをしたり、バクテリアの発生を促す薬品を投入するのがいいと思います。
もう苦労しない!アクアリウムの大敵!コケの種類とその対策まとめ
コケは発生してから除去というよりも、コケを極力出さない対策の方が重要だったりします。
一気にコケが増えてしまうと逆に見るのがストレスになるので、定期的な水替えや、フィルター内部の交換などを忘れないようにしましょう。
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この記事を書いた人:おちび
自己紹介:
熱帯魚歴半年。家には本水槽と、稚魚水槽×2があります。卵を見つけると守らずにはいられません。
おかげで稚魚が100匹います(゜o゜) 毎週末は熱帯魚屋さんに家族でお出かけ♪
好きな熱帯魚: