さて、先日からベタの飼育についてお話していますが、今日はベタの美しさを保つ方法についてお話しようと思います。
ベタはヒレが長くひらひらとして非常に美しいのですが、なんの手入れもしないとヒレがぼろぼろになったり、
上手く開かなくなったりしてだんだんと綺麗ではなくなっていきます。
ではどうすれば綺麗に保つことが出来るのでしょうか?
ベタにはフレアリングを行いましょう
まず、ベタは闘魚と呼ばれるように同種に対して非常に好戦的です。
なので、同種の魚、特にベタのオスを見るとヒレを目一杯広げて威嚇を始めます。
これをフレアリングといいますが、この現象を使って、
一日に一回はヒレを広げてもらってヒレの運動をしてもらうことでひらひらとした綺麗なヒレを保つことができます。
※動画はフレアリング中のベタ
フレアリングのやり方
さて、ヒレのためにはフレアリングがいいと書きましたが、どのようにフレアリングをさせればいいのかという疑問があるかと思います。
同種のベタを見ればフレアリングを始めるということは同種のベタを混泳させればいいなんて思わないでください。
次の日には片方死んでますので(笑)
では、仕切りを使って水槽を2つにわけてベタを買うのがいいと思うかもしれませんが、これも良い方法ではありません。
なぜなら、フレアリングは体力を使うので、一日中隣に同種のベタがいるとずっとフレアリングしなければならず体力を消耗してしまうからです。
10分くらいだけ、仕切りのついた水槽に入れてフレアリングさせるのもいいかもしれませんが、一番いいのは鏡を使う方法だと思います。
水槽にベタを一匹だけ入れて飼育し、一日に一回10分程度、そのベタに鏡を向けます。
そうするとベタは自分の姿を見て敵だと誤解しフレアリングを始めるのです。
10分経過したら鏡を回収するだけなので難しいことは何もありません。
フレアリングの注意点
ただ、問題があるとすれば鏡を回収し忘れたとき、ベタがずっとフレアリングを続けてしまうため体力的に弱ってしまう可能性があるくらいでしょうか。
一回回収を忘れたくらいでは死に至ることはありませんが、調子を崩すきっかけにもなりますので、回収し忘れのないように十分気をつけてあげてください。
フレアリングをさせることで、ベタはその魅力を保つことができます。
ベタを飼育する際はぜひ試してみてくださいね。
フレアリング用の鏡はチャームでも販売中
鏡をしまい忘れを防ぐ、すぐにフレアリング出来る!というメリットがあります。
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—美しき闘魚 ベタのすべて—
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この記事を書いた人:まめ
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まめ
自己紹介:
60cmの水槽で水草を、36cmの水槽で海水をやってます。実は、もう1本25cmキューブ水槽を持ってますが、現在は倉庫にて休暇中です(笑)
好きな熱帯魚:
コリドラス・ステルバイ、ミニブッシープレコ、ヤエヤマギンポ